ぎっくり腰(軽度)
原因と症状
腰部の関節や筋をはじめとする周りの組織を損傷しているため痛みが出ています。
治療
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。中腰、スクワット動作、階段の上り下りを控えてください。うつぶせ寝、あぐら、足を組む姿勢はやらないようにご注意ください。
アキレス腱炎
原因と症状
アキレス腱炎には、3つのタイプがあり、1)アキレス腱自体が微細な損傷を起こしたタイプ、2)アキレス腱を包んでいるパラテノンという組織が炎症を起こしたタイプ、3)アキレス腱付着部が炎症を起こしたタイプがあります。
治療
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。屈伸・踏み込み・ジャンプ動作は控えて下さい。強い痛みが落ち着いたら、アキレス腱を伸ばすストレッチを行って下さい。
タナ障害
原因と症状
太ももの筋肉は、膝蓋骨を介して、スネの骨につながっています。太ももの筋肉に何かしらの負担がかかり、柔軟性がなくなると、膝蓋骨を太ももの骨に強く押し付けるようになります。そうなると、膝蓋骨と太ももの間にある、「滑膜ヒダ(かつまくひだ)」というクッションに傷ついて、痛みが出てきます。前兆症状:膝の屈伸でパキパキ鳴る音
治療
損傷を受けている「滑膜ヒダ」を修復させるための施術を行います。電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。屈伸動作、踏み込み動作、ジャンプ動作、激しい運動は控えて下さい。早期回復のため、ご自分でも太もものストレッチを行うことをおすすめいたします。鋭い痛みが落ち着くまでは、スポーツを中止して安静にすることをおすすめいたします。
膝水腫 (ひざの水)
原因と症状
膝関節の周囲には、滑液包(かつえきほう)といわれる袋があり、膝関節の動きを滑らかにするための液体が入っています。その液体が袋に溜まり過ぎると出る症状です。膝に負担がかかり、炎症が発生するとその炎症を抑える目的で、水が溜まります。膝を曲げると圧迫感が出て、進行すると動きの制限が強くなり、重だるさや痛みが増強します。
治療
膝周囲の炎症症状を引かせるための施術をいたします。症状に合わせて、アイシング・電気治療・マッサージ・矯正治療・圧迫固定などを行います。痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。長距離の歩行・階段の上り下り・屈伸動作は控えて下さい。患部を保冷剤で冷やして下さい。冷却10分休憩20分を1日3セット。
突き指
原因と症状
突き指は、指先から根元まで縦に向かって力が加わり起こる捻挫の一種です。指は構造上、縦からかかる力に弱いため、ちょっとした衝撃でも突き指が起こってしまいます。また、突き指が起こると、指が手のひらに強く押し込まれることによって、指の骨全体がずれてしまいます。そのため、処置を怠ると、指の機能が完全に回復しないことがあり、注意が必要です。
治療
突き指をしたときは、引っ張ればよいと俗に言われていますが、逆に骨の脱臼や、腱の炎症を引き起こすことになるため、絶対に引っ張ってはいけません。突き指を起こしたときは、「RICE」<安静(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)>に沿って、患部のアイシングと固定を行います。また、骨折や腱の断裂を伴う場合があるため、早急に整形外科の診療を受ける必要があります。
半月板損傷
原因と症状
半月板は、膝の左右にそれぞれ2枚、計4枚ある軟骨で、腿骨と脛骨の動きを滑らかにして、膝にかかる運動の衝撃を和らげる役目を果たしています。その半月板が、膝を捻ったまま着地するなど、主に横方向からの衝撃を受けた際に損傷してしまうのが半月板損傷です。
治療
半月板損傷の治療は、保存療法が主流となってきています。テーピングや装具で幹部を固定して、数ヶ月掛けて自然治癒を促します。炎症や晴れが見られる重症の場合は、外科手術を行います。最近では、手術に内視鏡が用いられるようになり、患者の負担も小さくなってきています。その他にも、患部に軟骨の主成分であるヒアルロン酸を直接注射する治療もあります。
オスグッド病
原因と症状
オスグッド病は脛骨の膝側にある軟骨が剥離して痛みが生じる疾患です。主に、走る、飛ぶなど膝の屈伸を伴う運動を過剰に行うことで起こります。オスグッド病になると、膝と脛に強い痛みを感じます。脛骨は、成長期では軟骨の状態であるため剥がれやすく、そのためオスクッド病は成長期に起こるスポーツ障害です。
治療
オスクッド病は、成長と共に自然治癒する疾患のため、患者の年齢によっては治療を行わない場合もありますが、剥離している骨が軟骨ではなく骨の場合は、外科手術で取り除く必要があります。手術でメスが入った筋肉は、手術前と比べて確実に衰えるため、重度のオスクッド病は選手生命に関わってきます。膝と脛に強い痛みを感じたときは、早めの検診が必要と言えます。
ジャンパー膝
原因と症状
ジャンパー膝は、ジャンプ動作を繰り返し行うことで発生する、膝の炎症の総称です。大きく分けて、膝蓋腱炎と大腿四頭筋腱付着部炎という二種類があります。ジャンパー膝になると、ジャンプの動作時に膝に痛みを感じるようになります。ジャンプを頻繁に行うことで膝に負担がかかり、腱の損傷を招くのが原因です。
治療
ジャンパー膝は、放置しておくと腱の断裂を招きます。そのため早期の治療が肝心となります。発症初期は、患部を冷やして痛み、炎症を抑えます。もしジャンプしたとき以外にも痛みを感じるようであれば、スポーツ自体を休止して安静にします。腱が断裂した場合は、外科手術が必要になります。
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